1週間めがね競争

2025年

「めがね知らない?」

いつからだろう、父が1日に何度もめがねを探すようになったのは。昨年の冬くらいから、予兆はあったような気がするが、リタイアした今年の春以降、より顕著になったように思う。

 ある時は洗面台、またある時はキッチンカウンターの上。またまたある時はリビングの飾り棚の上に、ぽつんと黒縁の眼鏡が置いてある。

 ボケ防止、と思って、見つけても父から聞かれるまでは何も言わないようにしているのだが、私が見つけてから1時間経っても何も聞かれないこともあり、さすがに心配である。

 もともと何か作業に集中しだすと、誰かが声をかけても聞こえなかったり、何か作業をしている途中でもほかのことに気が行くと元の作業を中断して次の作業にうつるようなところがあるので、ボケとは関係ないという可能性もなくはないが。

 今朝、朝食の準備をしながら、父がどのくらいの頻度で眼鏡を置き忘れているのか、ふと気になったので、このようなゲームをしてみることにした。期間は一週間。父が「めがね知らない?」と声をかけてくる前に私がめがねの置き忘れを確認した回数をカウントする、というシンプルなもの。眼鏡を見つけ次第、写真に収めることにした。その名も、

「1週間めがね競争」

である。結果がわかり次第、またここ記すことにしよう。

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